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腰痛闘病記 ~ファイナル~

昨日、腰痛のことについて書きましたので、ついでに。

長い間、酷い腰痛に悩まされ続けました。

それはそれはもう・・・「酷い」を通り越して「非道い」、ほんとシャレにならんような「えげつない」ヤツでした。


例えば・・・

・足を動かすたびに電気が走ったり、身体全体に衝撃が走ったり・・・

・車を運転中にバンプがあるたびに身体中が痺れたり・・・

・飲食店でマネージャーをやっているときに、ぎっくり腰になり、“ヤクタタズ”の烙印を押されクビになったり・・・

・BBQパーティーでビールを買っていったはいいが、持つことができずに、彼女に持たせて、皆の前に現れた時の無力感や情けなさ・・・

・リハビリ中に行ったマッサージ学校で、勉強中、座り続けることができず、横になって授業を受けさせてもらったり・・・(夜もよく寝転んで勉強したなあ・・・)

・朝起きて、洗面所まで這っていったはいいが、顔を洗おうとして両手も痺れて動かなくなった時の絶望感といったら・・・

・「もうこのまま人生終わってしまうんだ・・・」と本気で悲観したり・・・


などなどをしたのも・・・




ぜ~んぶっ!過去の話っ!!


もう卒業しましたぁ!!☆ミ


今となってはいい思い出!!すべてプラスプラス♪



ただ、あの時感じた苦しみや辛さ、悔しさや情けなさは、僕の中の「経験」の引き出しにしまって、一生大事にとっておきます。

調子に乗りすぎた時などに引っ張り出してきて、自分に言い聞かせるために

「あの経験があったから今があるってことを忘れるなよ。」

と。


あの苦しみを経験したセラピストと経験していないセラピストでは、「お客様の親身になってあげる」度が段違いに違うと思う!

「腰痛がひどいんですぅ~」と苦しんでいる人に対しての「わかりますっ!」度も全然違う!

僕の「この人を楽にさせてあげるんだ!なんとかしてあげたい!」度もゼッタイ違う!


本当に心から思います。

ああ、いい経験をしたもんだ、と


さ、これで長く長く続いた腰痛闘病記、もお終いです(おそらく)。


一旦、筆をおいて、次なるステージに僕は行きます。

次のステージは「過去の僕みたいに苦しんでいる人に、治療家として一人でも多く助ける。一人でも多くの人の人生の手助けをできる」ように努力精進・勇往邁進してまいります!


皆様、今後とも変わらぬご愛顧・ご指導のほど、よろしくお願いします!!<(_ _)>



(↓)こちら「腰痛闘病記」シリーズです。2年以上前に始まりました。文章が拙いのはゴミンナサイ><

腰痛闘病記




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腰痛闘病記 パート18

またまた腰痛闘病記です。確か3回連続は初めての試みだと思われますが、

Show must go onということで。

この“神の手”の先生に出会った時期のコンディションを、今の自分が持っている医学的知識を総動員させて分析してみました。

少し専門的になるかと思われますが、ご容赦ください。

①椎間板ヘルニアから来る、神経障害
椎骨(=背骨)の間の椎間板というクッションの働きをする軟骨がゆがんで押し潰され、中にあるゼラチン状の髄核が飛び出ていました。例えるなら、椎間板とは、屋台などで売っている大判焼きのような形をしていて、その中身の「あんこ」がちょうど髄核です。それを強い力で押したりひねったりすると、あんこが飛び出てくるのに良く似ています。そして悪いことに、その飛び出した髄核が、すぐ後方を走っている中枢神経を圧迫し、足の痺れ=神経障害を引き起こし、

②運動障害と筋肉疲労
上記の症状から腰・および臀部にある、本来ならば使わないはずの筋肉群を酷使して痛みやゆがみをカバーしようとするので(これを専門用語で<代償(補償)作用・Compensation>と言います)、それらの筋肉群へ過負担がかかり、筋拘縮(きんこうしゅく:筋肉が固く縮こまった状態)を起こしていました。またその結果数箇所で、マイクロレベルの筋肉損傷を起こしていました。さらにこの代償作用として↓

③坐骨神経痛も併発し…
典型的なヘルニアの合併症として起きる症状です。お尻の深部を下半身に向かって流れる神経が圧迫されていました。これが下半身全体への痺れや不快感を引き起こし、そして最後に…

④脊椎湾曲症
背骨が後ろから見て、CやSの形に歪むこと。長い間の正しくない歩行法や激しい運動、それに生活習慣とヘルニアによる症状のコンビネーションの結果悪化したと思われます。僕の場合は、左肩が右肩より高く、右腰が左腰より高いC型脊椎湾曲症でした。おかげで右肩にカバンをかけてもすぐにズリ落ちてくるし、左足は高く上げられない状態でした。

⑤その他
①~④の結果に加えて、リンパ液の滞積・血管が圧迫されているので起きる血流不全・動きが取れないことによる精神的な影響や不眠症…

等々がありました。


と、かなり時間をかけて、僕が持っていた腰痛を西洋医学の知識を使って説明してみました。

が…

大先生には関係ありませんでした!

なんと言ったって数ヶ月通っただけで上記のほとんどの症状が消えたんですから!!

まさしく偉大で、不思議なり、東洋医学。

そして、あの局面・あのタイミングで、先生と出会えた人生の幸運には感謝するしかありませんでした。さすがに神様も哀れに思われて、「あいつしんどそうやから助けたろ」と思ったのかも知れませんね。

この「縁」と「運」に感謝。やっぱり人生は素晴らしい。




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腰痛闘病記 パート17

“神の手”を持った中国人の先生に会ったことは書きました。

その治療方法も独特のものがありました。

一回目のコンサルテーションで問題点を指摘してもらい、治療プランを立ててもらったところ、以下の注意点を受けました。

「絶対安静」
自宅入院のようなもので、激しい運動はもちろん、重い物も一切運んではいけない。動く際もゆっくりとした動きをする。

「漢方療法」
毎日2.5リットルの漢方薬を飲み続けること。その中身は、、、何だか裏庭から取ってきたんとちゃうか!?というような木の根や葉っぱだらけで、その味は激マズでした。

「食事制限」
食べていいもの、食べてはいけないものが厳しく制限されていました。豚はよいが、牛や鳥は駄目。ショウガはいいが、ニンニクは駄目。煮野菜はいいが、生野菜は駄目。等々、厳しい食事の規則がありました。

以上の注意点を、先生の下へ通っている間ずっと守り続けなければいけません。

そして、1回目の治療が始まりました。

相変わらず歩けないので、ズルズルと体を引きずるようにして、息も絶え絶えで治療院に到着しました。

まずは仰向けに横になります。先生が横に来て、手のひらをお腹に当てました。柔らかく、暖かい、癒しの気が体全体を流れていくような、なんとも言えない心地好い気分にさせてくれる手でした。

待つこと一分。

「はい、立ってみて」

なんだよう、もったいぶらないで早く治療してくれよう、と思いつつも立ちました。

足の長さが揃っていました!!!

「今、足を揃えたけど、まだまだ無理は禁物。元に戻ってしまわないように針治療をするよ」

背中全体に鍼を打たれました。先生の鍼は、他で受けたものと大幅に違います。

恐ろしくピンポイントで精確なそれの一つ一つが、かなり痛い!刺された場所はチクッとするくらいなのですが、上下左右にグイグイ揺らされる際に、刺された筋肉がビンビンビンッー!と筋肉繊維に添って痛みが走ります。叫び声を上げそうになったことが何回あるか…。

その日の夜はそれでお仕舞い。

そして、帰り道・・・

ゆっくりと、慎重に、でしたが、着実に、歩けました。

自分の2本の足で真っ直ぐに歩けたあの時の感動は今でも忘れません。




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腰痛闘病記⑯

随分間が開いてしまいました。

前回からの続きです。続きを読んでいない人はこちら

この時は本当に、失意の日々を送っていました。

歩けないし、動けないし、眠れない。

歩く時は、片足にシューズ、もう片足にハイヒールを履きながら歩いているような感じでギクシャクして、どれだけ努力しても歩けず

物もコップ1つ持って動けないし、自由が利かないし、

かと言って寝転んでばかりだと、気分が益々落ち込むし、腰の痛みと痺れとのコンビネーションで気が狂いそうになる。

治療法を色々試すも、効果なし。

生活費や療養費がかさんでいく。

しかも間の悪いことに、プライベートなことでもメチャクチャにワヤになっていて(詳しくはこちらを=<打つ・うつ・ウツ・鬱>)…、本当に、「人生終わった」とまで思ったものでした。

そんな苦しい時を過ごすこと数ヶ月、知り合いを通じてある噂が聞こえてきました。

なんでもすごい手を持った中国人の医者がいる。神の手だ、と。

当時の僕の心境は、英語で言うところのDesperate(どうしようもなく必死で、死に物狂いの)でしたので、早速連絡を取り、治療院へ赴きました。

そのシドニーの片田舎にある治療院は、一軒家という感じで、見た目も普通。飄々と現れた先生も“好々爺”といった感じのごくごく普通の中国人のおじいさんでした。

早速、問題点を言い、治療をしてもらうように頼みましたところ、先生は何も言わずに、僕の左手首を取り、指をそっと当てました。ちょうど脈を計るような感じです。

言いました。

「もう蹴りはするなよ」

と。目の玉が飛び出るほどびっくりしました。

当時は、格闘技をやっていて、得意技が蹴り技全般だったので、暇を見つけては、蹴りの運動をやっていたからです。そんなことはもちろん、先生には言っていません。

続いて、

「チリとガーリック、それに生もの、特に生魚は控えなさい」

もうこちらは言葉を失っています。タイレストランで働いていた僕は健康に良かれと思って、チリとガーリックは大量に取っていましたし、寿司は僕の一番の好物です。

「それに君の家のソファー。角度が悪いよ」

言葉が出ません。どこまで分かるんだ、この先生は…

そして、最後に驚愕の言葉が

「君の背骨は、こことここがゆがんでいる。足の長さが違うのはここが原因」

と人形を使って指し示すのです。

その間に、先生はもちろん、僕も机から一歩も動いていません。もちろん、何の検査もされていません。

こんな検査方法、現代西洋医学ではどう頑張っても説明付きません!

一筋の光明が見えました。

<明日へ続く>


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腰痛闘病記⑮ 色んな治療

前回からの続きです。

前回を見ていない人はこちら→<腰痛闘病記①~⑭

若い時からの過激なスポーツと、ハードな仕事と、高いストレスとのコンビネーションで腰をシャレにならないくらい壊してしまいました。

腰が痛むだけでなく、両手・両足に痺れが出、歩行困難になり、私生活もままならない。うまくいっていたビジネスも売却し、仕事も出来ない体に陥り、精神的にも暗鬱な状態が続きました。

さすがにこりゃヤバイ、となって、色々と治療も試してみました。

・マッサージ
・指圧
・鍼
・カイロ(手技療法士)
・フィジオ(理学療法士)
・GP
・漢方
・接骨整骨
・気功療法…

たくさんの“先生”と言われる人と会って、救いを求めたのですが、効く治療もあれば、そうでないのもありました。

良い先生もいれば、そうでない先生もいました(予断ですがこの時の経験が今のお仕事にムッチャクチャに活きています)。

ただ、治るといっても一時的に楽になる程度で、根本的に治る治療法とはまだ出会っていませんでした。時間もかかるし、治療費の方もバカになりませんでした。

その頃のエピソードを一つ。

カイロに行った時の話しです。触診の後、背骨のモデルを使って先生が説明してくれます。

「えっと、しょうじ君の場合この骨がこちら側にこういう風にずれていて、この骨の角度が外側を向いていて、こちらの骨盤がこういう感じで…」

もうええ!っていうぐらいにモデルをグニョグニョゆがめて見せてくれます。

最終的に出来上がったその背骨はイビツに歪んでいて、それを見た時に、いかに自分の体を酷使し可愛がっていなかったのかを強烈に再認識しました。

何だか哀れで、情けなくって、泣きたくなるような気分になりました。

そこで「これが進行すると下半身不随になる」と言われました。実は最近この言葉をよく耳にし、言われるのはこの先生で3人目でした。こんな短期間に「下半身不随」というイヤな言葉を3回聞くのも結構珍しい体験でしょう。

「下半身不随」という言葉が妙に現実味を帯びて、身近に感じられ始めてきました。


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腰痛闘病記⑭

原因があって、結果がある、というのは洋の東西を問わず、いつの時代も、真実そのものですが、この時の酷い腰痛も、この原因を軽視したから起きたものに違いありません。

一日、激しい仕事に追われ、家へ帰っても休まらない。身体は痛みとして悲鳴を上げているのにもかかわらず、適切な治療も愛情も注がない。

結果は一目瞭然です。

腰が壊れました。

絶望的な壊れ方をしました。

ある朝、いつものように這って(もう朝に下半身が動かなくなっていたので)、洗面所に行き、顔を洗おうとしました。

手すら持ち上がりません。

痺れて言うことを聞きません。

「とうとう来たか…」

その時の感想です。ある程度予測はしていましたが、いざ現実に起きるともう絶望感や無力感にとらわれ、頭が真っ白になってしまいました。

学生時代にはウェイトトレーニングで鍛え、200キロの物も持ち上げていたのに、歯ブラシ1つ持てない体になってしまいました。

空手で上段蹴りを得意としていたのに、ベッドで足を使って毛布一枚動かせなくなりました。

職場に連絡し、事情を説明。お休みをもらいました。それがレストランビジネスとの永久の休みになりました。

そこからリハビリの日々です。


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腰痛闘病記⑬ <思わぬ副産物>

この腰痛を抱えて不眠症と戦っていたころの余談があります。

仕事のストレスと腰痛とで全く眠れない体になっていた時の話です。たとえ眠れなくとも、腰が痛くとも仕事は翌日になればやってきます。

そんな眠れない夜に、

「ああ、金いくら出してもいいから、ちょっと腰を揉んでくれる人いないかな~。体調を整えてもらって、その上リラックスして眠れたら最高なんだけど」

と思った時にひらめきました。

出張マッサージ師っていないのかなあ、と。

あの時にぼんやりと考えたビジネスアイデアが日々を経て、徐々に具体化して、肉付きをして、今僕の仕事になっています。

人生のエンターテイメント性というか、神様のお遊びというか、とにもかくにも、この時の経験のおかげで現在、幸せそのもの、充実してアブラ(オヤジアブラじゃなく!)の乗り切ったマッサージセラピストになれました。

怪我の功名ではありませんが、転んでもタダでは起きないしたたかさが実を結び、幸せになれました。

誰に感謝していいのか分かりませんが、言っておきます。ありがとうございます。


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腰痛闘病記⑫ 腰痛と不眠症

ビジネスを一人できりもみするうちに、精神的なプレッシャーと現実的に肉体が感じている腰の痛みで、夜になっても眠れない日々が続きました。

不眠症の始まりでした。

健康の基本は、運動・食事・睡眠です。特に身体と心が疲労している時に、栄養と休養を取らないと、免疫が弱くなったり、身体を壊したりします。その大事な役割を担う睡眠がどうしても取れなくなってしまいました。

家へ帰ると、激しい日常業務で、腰が痛くて痛くて眠れない。寝ても痛みと不快感で直ぐに目が覚める、心臓の音と共にズキンズキンと痛みが走り、体もまっすぐに伸ばせない。

足が動かないから寝返りも打てません。仰向けにもうつぶせにもなれない。足を動かすには上半身や手を使って足をさすってあげて、言うこと聞いてもらってからでないと動きません。冬場は足が布団から出ていても、反対側の足を使って布団をかぶせるということが出来なかったので、風邪もひきやすい…。

布団は重く、ベッドは固く突き刺さってくる…。

そんな時には自分の足が重荷に感じ、他人の足のように思えてきます。朝方にアタマがボーッとしてくると、こんな重いモン2本とも切り取ってもええんとちゃうやろか?などと狂気が出てくるのも感じます。

眠れるといっても、ストレッチしている間だけ浅く眠れるような感じですが、皆さんも経験をお持ちだと思いますが、ストレッチをした後の数十秒からせいぜい数分は気持ちのいい時間が持続するけど、その後は痺れたり、痛くなってきたりしますよね?僕もそうでしたので、ストレッチの体勢でようやく眠れ、数分すると痛くなって目覚める、そして振り出しへ戻る…、という三昧行のような連続でした。

そのままベッドの上で、七転八倒して、気がふれかけているうちに、空が明るくなってきて、ようやく眠気らしきものに覆われる。

…軽く寝たような気もするが、気分は最悪、腰痛はそのまま。でももう時間だ。仕事行かなきゃ…。この繰り返しでした。

そんな不眠状態+嵐のような激務のおかげで、ますます身体の回復力は無くなり、判断力や思考力も落ち、考えもネガティブな方に傾いていくという悪循環になってきます。

そしてとうとうやってきました。下半身不随の危機が…。



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腰痛闘病記⑪

待遇も労働環境も良かった会社を飛び出し、シドニー西部にあるパラマタという場所で、タイレストランを始めました。

最初の数ヶ月こそ閑古鳥が鳴いておりましたが、クリスマス前シーズンの勢いに乗り、その後は右肩上がりで売り上げが伸び続けました。

勢いはそのまま続き、いつの日か、“もうちょっと勘弁してくれ~”と言うほどの忙しさになりました。同僚のタイ人たちはもちろんその国民性もあって、一生懸命は働きませんし働けません。

こちらも人の使い方があまり上手ではなかったので、一人で大量の仕事をこなすしかありませんでした。

あれもやりこれもやり、で、まるで一時期の古田選手のように、いえ、気分的には、監督+キャッチャーに加えピッチャーもこなし、その上チケットのもぎり係りまでやっていたような感覚でした。

そんなハードな状況でやってくるのは、もちろん腰痛

ただでさえ、運転資金繰りや新しいプロモーションの作成・迫り来るライバル店たち・海千山千の業者たちとのしのぎあい・従業員同士の反目・重くのしかかってくる重圧や責任・将来への不安・といった種々の自営業の悩みに加えて、24時間7日間で、365日自己主張してくる腰痛…。

オーバーワークとストレスのために身体と精神力がやられそうになり、さらにその影響で、新しい問題も出てきました。

不眠症です。

次回<腰痛と不眠症>に続く



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腰痛闘病記⑩

かれこれあって豪州滞在暦が7年を数えたころ、僕の生活に大きな変化が起きます。

永住権ビザ取得です。

日本にいるとこのビザのシステムは理解しにくいのですが、我々海外に暮らす日本人にとって、この永住権を取るか取らないか、というのは生活面での待遇が大きく違ってくる大事な大事な事柄なのです。

例えば、永住権を持つと、学費での割り引きや特待生・奨学生制度といった教育面のほか、国民年金制度・社会保障制度、医療制度、その他の公共サービスを利用することが出来、あらゆる面で好待遇が待っています。

仕事もそれまでの「奴隷モード」から「オーストラリア人モード(要するに楽)」へ移行します(口さがない間では、ビジネスビザは「奴隷ビザ」、永住権ビザは「わがままビザ」と呼ばれているそうです)。

僕も例外ではありませんでした。

それまでは、ガイジン=ヨソモノだったのが、永住権を取ったことにより、大げさでなく、人間として認められた感じになりました。実際にアルバイト先で、それまでは足元を見られ酷い環境で働いていたのが、一気に「働いてあげている」に格上げされ、むしろ雇用先をこちらが選べるようになりました。

そこでアルバイトを辞め、もぐりこんだ会社は…

実に楽でした。

1週間に5日のみ働くだけでよし、昼休みは取ってもいいし、怪我をしては休ませてくれ、ボーナスはあるし、なんと有給休暇もある!働かなくても入ってくる給料なんて、僕のそれまでの人生にはありませんでした。それまでは「ちょっと用事があるから早上がりさせて欲しいんですけど…」と言って、「分かった。じゃ、15分時給から引くから」の世界でした。

今考えると、ここで働かせていただいた期間はオーストラリア生活の中で僕の体が一番楽だった時期じゃないかなと思います。腰も痛くなかったし、体力も有り余っていました。足も実に軽く、上段蹴りのキレが一番良かった時期だったのかも知れません。

ただ大きな問題が一つ出てきます。

さきほど、実に楽でした。と上に書いておりますが、それは実は後ろに、「体は」と付け足すべきものでした。実際に体は楽で楽で仕方ないほどでしたが、今度は精神的にきつくなってきます。僕はぬるま湯を快適と感じることの出来ない、かつ集団行動に苦を感じる変わり者でした。

その会社を飛び出し、当時のパートナーと共に会社を興します。

次回へ続く…

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プロフィール

杉森しょうじ

Author:杉森しょうじ

🇦🇺シドニー郊外タスコット在住

愛する妻、息子・ワンコたちと幸せに暮らしています。

国家公認マッサージ師として、クリニックをタスコットとシドニーにて運営

”根本から治す”を重視した施術を行っています。


おかげ様で、両院ともに地元の方々から圧倒的な支持を受け、“行列のできる治療院”と呼ばれています。
 

過去に酷い腰痛を長年抱え、たくさんのお金と時間を費やして完治させました。

そんなわけで辛い故障を持った患者様の気持ちは100%分かります。

ぎっくり腰・ヘルニア・坐骨神経痛・腰痛・スポーツ障害・肩こりなどに苦しんでおられる方
一度、ご相談してみませんか?
 

姿勢そのものを改善させ、問題を根本的に解決させていただきます。

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