捜査の魔の手 その２

今、あちこちに広告をのっけているので、営業の電話が来ることが多いのですが、たまにキャラの濃すぎる人がコンタクトしてきます。そうするとちょうどネタに困っているブログに書かれてしまうわけで・・・。

過去ログ　＜捜査の魔の手＞　＜電話きらい　２＞　

今回のがそうでした。

始まりはおとついの電話。

「もしもし」

「こんにちは。Ｓｈｏｊｉ　Ｍａｓｓａｇｅ　Ｃｌｉｎｉｃさんですか？」

「そうですが」

「こちら、ゴスフォード中央署のものですが。」

前は連邦捜査官で、今回は警察かい。彼らもこんな小さなマッサージクリニックにまで営業をかけるってのは、よっぽど予算がないのか、それともただ単に暇なのか。

聞いてみれば、今度刊行される警察機関紙への広告の依頼。

金額やサイズの説明を受け、その雑誌に目を通してから考えてみる、と答え、電話を終えました。

ところが翌日、同じ課の違う人から電話。キャピキャピした声のお姉ちゃん。

開口一番「広告へのご賛同、ありがとうございます」

ん？！

「ちょ、ちょっと待ってください。考えてみる、とは言ったけど、まだ賛同するかどうかは決めてないですよ」

と言うと、急にトーンが低くなって、

「そう。ＸＸ（昨日の営業マン）にそう伝えます。バイ」

ちょっとボーゼン。

ま、いっか。行き違いや勘違いは誰にでも起きるもんだし、と考えていると、１０分もしないうちにまた電話。

昨日のオッチャン。何だかえーらくゴキゲンが悪い。

「昨日よー、Ｙｅｓって言ってたんじゃないか？？マイト？」

「Ｙｅｓとは言ったけど、考えさせてくれとも・・・」

「言ったんだろー、オー！？！マイト？」

ん！？

「こちとらケーサツだよー。身元もしっかりしてるんだし、広告費は地域社会の貢献にもなるんだよー。広告出してくれよー、ハーン！マイト？」

営業だか、脅迫だか、何だかよく分からなくなってきました。この人、誰？警察の人？詐欺師？マイトって何？？頭が大混乱してきました。

とりあえず分かっていることは、このお巡りさんが、今にもタイホしそうな勢いでまくし立ててきてる、ということのみ。

「だからと言ってＸＸＸドルは安くないですし、もう少し考えてから・・・」

弱々しく答えるも最後まで聞かずに

「昨日オマエがＹｅｓって言ったからこうして暇じゃないのに電話かけてやってんだろ！！ウェブサイト見て、広告サイズも知ってんだろ！？ＸＸＸドルだ！！今決めろや！」

取り付く島もありません。尋問されている容疑者になった気分です。

半分ムッとして、半分は恐怖を感じつつ答えました。

「いえ、だから、もう少しだけ検討してみると・・・」


ガチャン！！

プー
プー
プー
プー



（ ﾟДﾟ）」　　　ポカーン




警察よ

オマイラ大丈夫か？

そして、こんな人たちに守られる

オレラ大丈夫か？